きれいなものだけ見つめてます

留学生活とK-POPをはじめとした様々なものに手を出すヲタ活の日々を綴ります。推しはBTSのキューティーセクシー担当とSEVENTEENの天使です。

大学を卒業しました

 

 

 

先日、無事に4年間通った大学を卒業しました。

 

 

 

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(右の黒い着物が私です)

 

 

 

「大学生になったらドルヲタ卒業してサークルでうぇーい!!!でしょ!!!彼氏作るし!!!!」

と夢を見ながら過ごした受験期からあっという間に卒業まで来てしまった感じです。

 

 

ただ現実は

 

 

女子大に入学してしまい女子校生活10年決定

→東京とは思えぬ地味なキャンパス&鬼のような教授陣&課題の山に苦しみサークルへのやる気もなくす

→同担・同ペンの友達見つける

→おた卒宣言から秒でおた活再開

→バイトでお金稼げるようになってよりおた活への熱加速

→韓国訪問と遠征と観劇の頻度増

 

 

という4年間だったので、キラキラしたキャンパスライフを夢見ていた受験期の自分に申し訳ない・・・一時少しだけ努力はしたんですけどね・・・

 

でもまあ良くない???

そもそも人生の大半ドルヲタとして生きてるヤツが「大学入学したらおた卒します!」とかふつうに無理じゃない??

結果おた活に勤しんだおかげで語学力と行動力は伸びましたし????(開き直り)

 

 

 

 

こんな感じだったので、真面目に授業に出てちゃんと勉強していた点以外はとても怠惰な学生生活でしたが、アイドルを追う以外にもたくさんの収穫があった日々でもありました。

 

私にとってはこの4年間の大学生活は周囲に救われて、自分自身を見つめなおして、自分に自信を持つことができた、大切な時間だったと思っています。

 

 

 

私は高校までクラス内の所謂「いじられキャラ」のポジションに入ることが多い人でした。

 

最初は「ちょっと~笑」くらい聞き流せるような内容でも、抑えがきかなくなるとだんだんいじってくる内容もエスカレートしてきて、容姿や趣味、特技を貶されたりするようなことも多かったです。

教員からも「この子はこういう子なんだな」という扱いだったので、助けてくれるどころかたまにノッてきたりしてて・・・

正直毎日傷ついていたし、学校に行くのがストレスになっていました。

 

 

それでも私は「ちょっと~そういうこと言う~笑」と笑いながら流して「ピエロに徹する」ことを卒業まで止められませんでした。

なによりも先にクラスのメンバーが変わらない環境で自分が外されるのが怖い、ノリ悪いとか言われるのかな、と思ってしまったからです。

 

 

その後、周囲からの「いじられ」るような発言を受けて、私自身も

 

「あ、私バカなんだな」

「外から見たら私って不細工なんだな」

「私、なんの取り柄もないんだな」

 

と、だんだんと自分への自信を失っていきました。

 

このせいで「どうせやったって・・・」というメンタルになっていたので、勉強へのやる気も全く起きませんでした。*1

 

 

その代わりひたすらアイドルを応援していました。今よりも現場に行ってました。

傷ついた心に比例するように、生活の中でアイドルに費やす時間が多くなっていました。

当時の自分が誰にも貶されず、かつ唯一誇れるものがアイドルを応援することだけしかなくて、アイドルを応援していればストレスフルな現実を忘れられました。

いま思えばとっても不健康、不健全だったな、と思います。

 

 

 

そのまま高校3年になり、さすがにドルヲタを休止して受験勉強を始めることに。

そこから「ちょっとがんばってみようかな」と、勉強を放棄していた分を取り戻すために一生懸命勉強してみたら、意外にもちゃんと大学に合格できました。

これは少し自分の自信になりました。

 

 

でも高校の卒業式、担任と母が挨拶がてら話していた時、

 

「〇〇さんは楽しかったんじゃない?いじられキャラではあったけど~」

 

と、担任が言ったときに一瞬だけ少し複雑な表情をした母の顔が数年たった今でも頭にこびりついて離れません。

 

心配かけないように「学校は楽しいよ~」と言ってはいたのですが、たぶん母は私を取り巻く状況に気付いていたんだと思います。

受験を通して少しだけ自信を取り戻したとはいえ、この出来事はかなりグサッときました。

 

 

そんな複雑な心境のまま、大学に入学しました。

 

相変わらず自尊心は低いままでしたが、大学に入って出会った友人たちはこれまでの周囲の人たちとはだいぶ違っていました。

 

とにかく人のいいところを見つけては肯定してくれる、素敵な人たちでした。

 

 

「〇〇ちゃん英語も韓国語もできるんじゃん!すごいよ!」

「そのメイクすごいいいよ!かわいいよ!」

「この教科得意だよね!がんばってるじゃん」

 

 

というような本当に些細な、ちょっとしたことでもちゃんと褒めてくれる、評価してくれる人たちがいる環境のおかげで、自分の良いところを見つめなおして、自分自身を好きになれました。

 

彼女たちから自分にも、他の人に対してもネガティブな言葉が出なかったのも大きかったです。

日々心の中にくすぶっていたマイナス思考が取れて、心が健康になったなぁ、と感じています。

 

また、この環境と心の変化のおかげで「もっと得意な外国語の勉強を頑張ってみよう」「選考のあるゼミを目指してみよう」と向上心も持てて、自分自身を成長させることも出来ました。

 

なにより変わったことは、ドルヲタ現場に行く回数が身の丈に合った回数になったことです。

自尊心を取り戻したら、「時間をまず自分の為に使おう」「アイドルは生活の中心に置くんじゃなくて日常のほんの一部、ちょっとした活力くらいの心持ちでいいな」と思考も180度変わりました。

自分でも今が一番健康的におたく出来てると思います。(健康的なおたくってなんだ???)

 

 

一つの環境が世界のすべてではないこと、自分自身を少しは肯定すること、ありのまま自分を評価して好きになってくれる人がいること、そしてアイドルなど好きなものは決して依存するものじゃないこと、などいろんなことに気づくのに大学生までかかってしまいました。

ただ、これまでの経験で人の痛みがわかる人間になれたと思うので、ずっと自分が嫌いで全てに投げやりになっていた大学入学以前の時間も自分にとっては不可欠だったのかもしれません。(もう二度と嫌だけどあんなの)

 

 

 

そして来月からは社会人になるわけですが、私自身も何事も否定から入らず、他者の良いところをできるだけ言葉にして肯定して、正当に評価できる人として生きていきたいです。

いつかそれが良いことになって返ってくる、なんてことは期待せず、ただ私のような人のちょっとした救いになれたらいいな、なんて思います。

 

そして長らくの女子校生活でマヒしている女子力を上げたい・・・結婚したいし・・・

 

 

あ、でも

 

ドルヲタとミュヲタは絶対にやめません!!

 

 

というかたぶんやめられません笑。

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:教員からも「もうこの子は知らない」みたいな感じのあ扱いで。受験生になる前に担任から実際に受験・合格した大学よりもめちゃめちゃレベル落ちる大学を受験校として提示されていたほどだった・・・